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2026.02.03

長期金利の上昇が与える家計への影響

長期金利の代表的な指標である
10
年物国債の流通利回りが上昇すると、
それに伴って長期金利も上がります。

と言われても、
正直あまり実感が湧きません。
そこで今回は、
この動きが家づくりにどんな影響を与えるのか、
分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

………

長期金利が上昇すると、
一部の住宅ローン商品の金利も引き上げられます。
具体的に影響を受けるのは、銀行が主に扱っている

変動型ローンの中の「10年固定」と、フラット35
代表される「全期間固定型ローン」です。

金利が上がると、利息はいくら増えるのか?

では、仮に金利が0.5%上昇した場合、
支払う利息はどの程度増えてしまうのでしょうか?

10年固定をおすすめする方と、
全期間固定をおすすめする方は

条件がまったく異なるため、
ここではそれぞれ分けて考えていきます。

【10年固定型住宅ローンの場合】
10
年固定をおすすめするのは、
返済期間を20年以下に設定できる方です。
多くの自己資金を用意できる方や、
土地を購入する必要がなく、家づくり全体の
予算を大きく抑えられる方が該当します。

ここでは、
借入額1,500万円、返済期間20年、
金利1%と1.5%で比較してみます。

金利1%の場合 → 68,984
金利1.5%の場合 → 72,382

金利が0.5%上がるだけで、
最初の10年間は毎月3,398円の差が生まれます。
その結果、10年間で407,760円も
支払利息が増える計算になります。

さらに10年経過後、
それぞれの金利が1%ずつ上昇したと仮定すると、
金利2%の場合 → 72,456
金利2.5%の場合 → 75,992円となり、
残りの10年間も毎月3,536円の差が発生します。

3,536 × 120回 = 424,320
さらにこれだけの利息差が生じることになります。

つまり、20年間トータルでは、
832,080
円もの返済差が出てしまうのです。
これを割合で見ると、
金利がたった0.5%上がっただけで、
利息の支払いは約42%も増える計算になります。

そして、
これが全期間固定ローンになると、
影響はさらに深刻になります。

返済期間が長いほど、利息は大きく膨らむ

自己資金をあまり準備できない方や、
まったく用意できない方、
また土地から購入して家づくりをする方の多くは、
全期間固定型ローンを選択せざるを得ません。

なぜなら、
変動金利の上昇リスクを背負うのは、
あまりにも危険だからです。
途中で金利が上がれば、
返済が一気に苦しくなり、
最悪の場合、破綻してしまう可能性も高まります。

せっかく建てた家を手放すことほど、
家づくりにおいて避けるべき失敗はありません。

全期間固定ローンの場合

借入額2,500万円、返済期間35年、
金利1%と1.5%で比較してみましょう。

金利1%の場合 → 70,571
金利1.5%の場合 → 76,546

このケースでは、
毎月の支払いが5,975円増えることになります。
全期間固定ということは、
この差が35年間、420回続くということです。

結果として、
支払利息は2,509,500円も増加します。
割合で見ても、
利息負担は約54%も増えてしまいます。

いかがでしょうか?
わずかな金利差が、
これほど大きな利息差につながる
ことを
ご理解いただけたのではないでしょうか。

毎月の返済額だけを見ると、
数千円の違いなので、
それほど大きな負担に感じないかもしれません。

しかし、冷静に総額で計算してみると、
住宅ローンがいかに
大きなお金を左右するものかが分かります。

だからこそ、
住宅ローンを選ぶ際には、
最も重要な「利息」について
しっかり理解したうえで、
自分に合ったローンを選んでいただきたい
と思います。

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