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8.収納の活かし方と殺し方

S-1様邸 1-5


~生活に合わせた収納の確保~




平成の30年間で、実は物価が10%ほど上がり、

私たちが給料から天引きされている社会保険などの費用も、

世帯平均で年間40万円ほど負担が上がったと言われています。


そして、平成の30年間で
変わったこともう1つのことが、

いろんなものが薄型になったことではないでしょうか。


その代表的なものがテレビであり、
パソコンや掃除機なども

どんどん場所をとらなくなっていっていますよね。


また、現在の家は昔の家と違って
収納をつくるのが当たり前なので、

タンスやドレッサーなども買う必要すらなくなりましたしね。



こんにちは。

シンプルノート福山南スタジオ、せらちゅう建設の瀬良です。

 

つまり、以前に比べプロダクトが薄型になったこと、

そして、収納を充分につくるのが当たり前になったことから、

現在の家は、部屋自体を以前のように大きくつくる必要性がなくなったのですが、

それにプラスして、収納のつくり方もよく考えるべきではないでしょうか。

 

リビングにあるものってなんですか?

いわゆる「押入れ」と呼ばれている奥行きが深い収納は、

賃貸住宅では超ド定番の収納ですが、

この収納をメチャクチャ使いにくいと感じたことありませんか?


ポリの収納ボックスを奥に詰めて置けば、

手前の余ったスペースになにかしら置いてしまうし、

そうなれば、奥のボックスの中に何を入れてあるのか

スッカリ忘れちゃうみたいな。

また、わざわざ奥から取り出すのが面倒くさいので

あると知っているのに買った方が早いからと

あえて同じものを買ってしまったり。


さらに、なぜか収納は
2枚がスタンダードなのですが、

実はこれもメチャクチャもったいない収納のつくり方なんですよね。

空間に余白が生まれてしまうからです。

収納ボックスの上が空いているからって

そこに何かを置いたりしませんからね。

そんなこんなで、収納をつくる時は

そのポテンシャルを最大に活かすように

奥行きや棚を考えるべきなんですよね。


細々したものが多いリビングダイニングやキッチンなどは

なおのことそうすべきだと思います。

最悪なのは、リビングダイニングの収納が階段下収納しかない場合です。

収納が足りない上に奥行きが深いとなると、

そこにギュウギュウに詰め込まざるを得ませんからね・・・

 

ということで、

細々したものが多いリビングダイニングやキッチンの周りには、

奥行きが浅い収納が必要だということを頭に入れながら、

間取りを考えていただければと思います。

そして、より収納を有効活用するために、

棚板の数もケチらないようにしてください。

棚板にはそれなりの費用がかかりますが、

ケチらず充分に棚をつくることが出来れば、

無駄に面積を増やさずとも充分な収納を確保することが出来るので。

 

それでは、、、!




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