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2026.01.23
全ての鍵を握るのは設計
土地と外構にかける予算を
圧縮しなければいけないとしたら、
そもそも建てる家をどうするか、
から考えなければいけません。
住む地域を変えることなく
土地の予算を圧縮するための唯一の現実的な手段は、
「南向きの土地を避けつつ面積を必要最小限にする」
ということに尽きるのですが、
どんな家でもこれが実現出来るかというと
そうではありません。
おはようございます。
シンプルノート福山南スタジオ、
せらちゅう建設の西郷です。
これを実現するためには、
「土地の日当たりの良し悪しに関係なく
明るく快適な住まいが建てられる設計力」が
必要となります。
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例えば、南向きじゃない上に
敷地の南側に日光を阻害する
2階建ての家が建っている土地は
確実に土地の値段が安く設定されていますが、
この土地の1階に南に配置した部屋を作り
その部屋の南に窓を作っても
そこからは日光が家の中に入ってこないのは
火を見るより明らかな事実です。
とにかく、この土地の1階には
日光を確保したい部屋を
南に配置すべきではありません。
では、どうしたらいいのか?
◆解決策①
南に建つ家から充分な距離を確保した場所に
日光を確保したい部屋を配置する
すぐ南に2階建ての家が建っている場合、
その家から6mほど距離を取れば
高度が低い冬場でも家の中に日光が差し込んでくるので
それが一つの目安になります。
これが実現可能なら
この選択をすることで日光を確保していきます。
◆解決策②
吹抜けを作ることによって家の中に日光を取り込む
解決策①が難しそうであれば
吹抜けを作ることによって
家の中に日光を取り込みます。
すぐ南に家が建っている場合、
1階の南に配置した部屋には
冬に日光が入ってきませんが、
2階の南に配置した部屋には
問題なく日光が入ってくるからです。
高い位置から日光を取り込めば
太陽高度が低い冬場は奥深くまで日差しが差し込み、
リビングやダイニングだけじゃなく
キッチンまでも明るくなる上、
日差しによって暖かくなります。
つまり、
土地にかける予算を大幅に圧縮するためには、
どんな土地でも快適な家が建てられる
設計力が必要になってくるというわけです。
✔️建築費を抑える工夫
ただし、これらの解決策は
建築費が割高になってしまうという弱点を持っているのも
また一つの疑いようのない事実です。
第一の解決策は主に「中庭」と手段を用い、
第二の解決策は「吹抜け」という手段を用いるのですが、
いずれの手段も大なり小なり工事面積が増えます。
そのため、「これはなくてもいいかもしれない」
と思える場所や広さを見直していき
コストを抑える工夫を並行して行うことで
帳尻を合わせていきます。
かつ、窓をよく考えて作ることで
当たり前にように必要だとされている
「カーテン」の数を最小化しつつ、
ダサいけど安全のために仕方なく設置せざるを得ない
「シャッター」をゼロにすることで、
むしろコストを抑えていくということです。
これが建築費を圧縮する工夫です。
これが出来れば外構にかかるお金も確実に圧縮出来ます。
カーテンやシャッターがいらない住まいは、
防犯性が高い上、
室内のプライバシーも担保されているため
外構によって低い防犯性やプライバシー性を
カバーする必要がなくなるからです。
土地面積を抑えることによって
敷地に出来る余白も少なくなれば、
その分、外構の施工面積も少なくなります。
このように家づくりのコストを最小限に抑えるためには、
家のコストはもちろん土地や外構にかける予算も
圧縮しないといけないのですが、
その鍵を握るのは「設計」ということになるので
家づくりにおいていかに「設計」が大事なのかということを
覚えておいていただければと思います。