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43快適な室内に
欠かせない3つの工夫

家の中の急激な温度差によって

血圧が大きく変動することで

心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことを

「ヒートショック」と言いますが、

これによって命を失う方の数は

交通事故の3倍以上だと言われています。

 

実際、今でも一軒家で暮らす多くの家庭が、

冬にお風呂に入るとなれば極寒の脱衣室で

ブルブル震えながら服を脱ぎ、

一目散で暖かい湯船に飛び込み

冷えた体を温めていると思いますが、

これから家を建てるあなたは、

そんな暮らしとは無縁の

快適な暮らしを送りたいですよね。

 

こんにちは。

シンプルノート福山南スタジオ、

せらちゅう建設の瀬良です。

 

では今回は、

そんな快適な住まいをつくるためには

どうしたらいいのか、3つの観点からお伝えします。

 

✔️家の断熱性と気密性を強化する!

快適な住まいをつくる上で

まず基本となるのが断熱と気密の強化です。

 

断熱を強化する理由は、

外気の影響を受けにくくするためです。

暑い夏は外から入ってくる熱を防ぐことで、

寒い冬は外から入ってくる冷気を防ぐこと。

 

そして、気密を強化する理由は、

空気が外へ逃げていくのを防ぐためです。

暑い夏は冷房で冷えた空気を外に逃さないことで、

寒い冬は暖房で暖まった空気を外に逃さないこと。

 

この2つを強化すれば、家全体に空気が流れやすくなり

家の中の温度差を最小化出来るため、

昔の家のように脱衣や風呂が

激寒になることも激暑になることもない、

というわけです。

 

今やこれらは当たり前となっているのですが、

とはいえ、実際はこれだけでは充分だとは言えなくて、

これに付加して間取り面でも工夫が必要となります。

 

✔️廊下をなくす!

まず、1つ目の間取りの工夫がこれです。

廊下が出来ると廊下が空気を遮断してしまうし、

実際、昔のお家が寒かったのは、

断熱と気密の悪さもありますが、

それと同時に無駄に廊下がたくさんあったから。

言い換えるなら、

廊下が断熱材的な役割を果たしていたということ。

 

廊下に通じるドアを開けっ放しにしていたら、

なんとなく空気が逃げているような気がして

反射的に閉めてしまいます。

 

そのため、断熱と気密の強化と共に

廊下をなくす設計をすることも、

快適な住まいをつくるためには

欠かせない要素だというわけです。

廊下をなくせばその分床面積が小さくなり

家のコストを抑えられるし、

ドアの本数やスイッチの数も減らすことが出来るので

さらにコストカット出来ます。

 

また、空気の分断を防ぐためには、

平屋が建てられるのであれば

2階建てではなく平屋にすべきです。

2階建てになれば、階段によって

上下階の空気が分断されてしまうからです。

かつ、2階建ての場合、

廊下も多く出来やすいからです。

 

以上のような理由から、

弊社では「廊下のない平屋」を提案の基本としています。

 

✔️水回りも日が当たる場所に!

そしてもう1つの間取りの工夫がこれです。

ほとんどのお家が脱衣場やお風呂を

北に配置しているのですが、

これこそが脱衣場やお風呂を寒くしている

最大の原因ではないでしょうか。

 

最近は、共働きが常識化していることもあってか、

室内干しをしたいという奥さんが急激に増えています。

そんなわけで、基本的には日光が射し込む場所に

洗面や脱衣場をつくるようにしていますが、

こうすることによって

水回り特有のジメジメ感もなくなり、

カラッとした状態を保ちやすくなるし、

明るくて清々しい場所で身支度することも出来ます。

 

カラッとした脱衣になれば、

脱衣室にフェイスタオルやバスタオルはもちろん、

下着やちょっとした着替えまで

置けるようになります。

 

いかがでしたか?

特に間取り面での2つの工夫、

「言われてみると確かにそうだなー」

と、思っていただけると幸いです。

 

というわけで、

若干非常識ではあるかもしれませんが、

より快適な住まいにするためには

こんな方法もあるんだよ、

ということを

ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

 

それでは、、、

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