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家の中の急激な温度差によって
血圧が大きく変動することで
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことを
「ヒートショック」と言いますが、
これによって命を失う方の数は
交通事故の3倍以上だと言われています。
実際、今でも一軒家で暮らす多くの家庭が、
冬にお風呂に入るとなれば極寒の脱衣室で
ブルブル震えながら服を脱ぎ、
一目散で暖かい湯船に飛び込み
冷えた体を温めていると思いますが、
これから家を建てるあなたは、
そんな暮らしとは無縁の
快適な暮らしを送りたいですよね。
こんにちは。
シンプルノート福山南スタジオ、
せらちゅう建設の瀬良です。
では今回は、
そんな快適な住まいをつくるためには
どうしたらいいのか、3つの観点からお伝えします。
✔️家の断熱性と気密性を強化する!
快適な住まいをつくる上で
まず基本となるのが断熱と気密の強化です。
断熱を強化する理由は、
外気の影響を受けにくくするためです。
暑い夏は外から入ってくる熱を防ぐことで、
寒い冬は外から入ってくる冷気を防ぐこと。
そして、気密を強化する理由は、
空気が外へ逃げていくのを防ぐためです。
暑い夏は冷房で冷えた空気を外に逃さないことで、
寒い冬は暖房で暖まった空気を外に逃さないこと。
この2つを強化すれば、家全体に空気が流れやすくなり
家の中の温度差を最小化出来るため、
昔の家のように脱衣や風呂が
激寒になることも激暑になることもない、
というわけです。
今やこれらは当たり前となっているのですが、
とはいえ、実際はこれだけでは充分だとは言えなくて、
これに付加して間取り面でも工夫が必要となります。
✔️廊下をなくす!
まず、1つ目の間取りの工夫がこれです。
廊下が出来ると廊下が空気を遮断してしまうし、
実際、昔のお家が寒かったのは、
断熱と気密の悪さもありますが、
それと同時に無駄に廊下がたくさんあったから。
言い換えるなら、
廊下が断熱材的な役割を果たしていたということ。
廊下に通じるドアを開けっ放しにしていたら、
なんとなく空気が逃げているような気がして
反射的に閉めてしまいます。
そのため、断熱と気密の強化と共に
廊下をなくす設計をすることも、
快適な住まいをつくるためには
欠かせない要素だというわけです。
廊下をなくせばその分床面積が小さくなり
家のコストを抑えられるし、
ドアの本数やスイッチの数も減らすことが出来るので
さらにコストカット出来ます。
また、空気の分断を防ぐためには、
平屋が建てられるのであれば
2階建てではなく平屋にすべきです。
2階建てになれば、階段によって
上下階の空気が分断されてしまうからです。
かつ、2階建ての場合、
廊下も多く出来やすいからです。
以上のような理由から、
弊社では「廊下のない平屋」を提案の基本としています。
✔️水回りも日が当たる場所に!
そしてもう1つの間取りの工夫がこれです。
ほとんどのお家が脱衣場やお風呂を
北に配置しているのですが、
これこそが脱衣場やお風呂を寒くしている
最大の原因ではないでしょうか。
最近は、共働きが常識化していることもあってか、
室内干しをしたいという奥さんが急激に増えています。
そんなわけで、基本的には日光が射し込む場所に
洗面や脱衣場をつくるようにしていますが、
こうすることによって
水回り特有のジメジメ感もなくなり、
カラッとした状態を保ちやすくなるし、
明るくて清々しい場所で身支度することも出来ます。
カラッとした脱衣になれば、
脱衣室にフェイスタオルやバスタオルはもちろん、
下着やちょっとした着替えまで
置けるようになります。
いかがでしたか?
特に間取り面での2つの工夫、
「言われてみると確かにそうだなー」
と、思っていただけると幸いです。
というわけで、
若干非常識ではあるかもしれませんが、
より快適な住まいにするためには
こんな方法もあるんだよ、
ということを
ぜひ覚えておいていただけたらと思います。
それでは、、、